1999-06-09 ArtNo.19408
◆<印度>成長志向がERP導入の主要な動機に:IDC
【ニューデリー】益々多くのインド企業が、エンタープライズ・リソース・プラニング(ERP)ソルーションの採用なしでは、ビジネスの健全な成長を維持できないことを理解し始めている。
市場調査会社IDCインディアが最近インド企業495社を対象に調査したところ、これらの企業の幹部の3分の2がERPの採用が競争力強化に役立つと回答した。
ERP採用の理由のトップは事業の成長加速で、以下、顧客サービスの向上、流通システムの効率化、営業コスト削減と続く。
ERPの採用率が最も高いのは年商350クロー以上の大企業で、次いで年商101~349クロー、100クロー以下と、企業の規模とERPの導入の間に直接的な関係が存在することを示している。
業種別では消費財業界、自動車/自動車支援産業、医薬品業界、鉄鋼/金属業界、電子業界における普及率が高く、また金融/会計、販売/流通、材料管理/資材調達が最もポピューラーなERPの使途となっている。
とは言え、インド企業は自動化の原理を余り理解しておらず、大部分のものがプロセス・オートメーションよりもファンクション・オートメーションを重視している。既存のERPユーザー/将来のERPの利用計画者あるいは業種の違いを問わず、ファンクションが最も重視され、次いで導入されるロケーションもしくはサイトが重視されている。(THBL:6/7)
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