1999-06-09 ArtNo.19402
◆<馬>自動車/ゴム基礎産業の輸出競争力強化に照準:ICC
【クアラルンプル】ラフィダ通産相は4日催されたインダストリアル・コーディネーション・カウンシル(ICC)会議の席上、国際競争が益々熾烈化している上、ASEAN自由貿易地域(AFTA)協定の発効後には、域内諸国の同業者との競争にも直面する国内自動車産業のための長期計画を立案するよう求めるとともに、天然ゴム基礎産業に関しても、同様に長期計画を立案する必要があると指摘した。
発足して2年のICCは、第2工業マスター・プラン(IMP2:1996-2005)の下における産業調整の任を負うており、この日の会議では、自動車産業界と天然ゴム基礎産業界から提出された報告書の内容が協議された。
同会議後記者会見したラフィダ通産相は、米国カー・メーカーとのタイアップに関して、国内産業を強化する如何なる技術協力も歓迎するが、まだいずれの米国カー・メーカーとこの種の提携を結ぶか、具体的決定は下していないと語った。
自動車産業と天然ゴム基礎産業はIMP2の下、輸出活動を強化すべき2領域に指定されている。(MBT:6/5)
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