1999-06-07 ArtNo.19372
◆<印度>インディアン・アイアン、ツイン・ハース炉導入準備
【カルカッタ】スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)の完全出資子会社インディアン・アイアン&スチール・カンパニーLtd(IISCO)は不経済なオープン・ハース・ファーナス(OHF)への依存を軽減するためBurnpurワークスに2×110トンのツイン・ハース・ファーナスを導入する計画だ。
IISCOのG.S.Garcha重役(MD)が主唱する同プロジェクトのコストは20クロー、工期は6カ月と見積もられる。SAILやIISCO筋によると、プロジェクトは非ターンキー・ベースで、出来る限り内部リソースを利用する方式で進められる。例えば50%のファブリケーション・ワークはIISCOの工場内で実施される。
V.S.Smirnov氏に率いられるロシアのTiajpromexport (TPE)のチームが最近同プロジェクトの現地視察を行った。これはSAIL-TPEのBurnpurワークス近代化共同計画に基づいてなされたもの。しかしロシアが所持するルピー・ファンドを同共同事業に利用する案に対するロシア側の承認が、ロシアの政情不安で遅延していると言われる。(THBL:6/4)
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