SEAnews 1999-06-07 ArtNo.19365

【シンガポール】電子契約製造会社ＪＩＴホールディングズは3日、1999年3月期純益が、既存顧客からの受注増、減税措置、為替差益などにより前年の1370万Ｓドルから2100万Ｓドルに53.8％アップしたと発表した。売上も56.6％増の6億2110万Ｓドルがマークされた。
ＪＩＴの業績はアナリストらの予想を上回るもので、トミー・ゴー会長は今年および来年度も業界平均の25～30％を上回る伸びが見込めるとしている。
同社は昨年度、新顧客2社を獲得、この内1社は米半導体設備メーカーのKulicke&Soffa、もう1社は匿名の自動車電子部品会社で、ＪＩＴのチーチョン・ゲイ重役(ED)は、新顧客2社は同社の今年度売上に約8％貢献するはずとしている。昨年度の最大顧客はヒューレット・パッカードで売上の68％に貢献、モトローラがこれに次ぎ20％だった。
ＪＩＴは3年内に世界契約製造会社番付トップ10入りを目指しており、現在は20位。競争相手のナットスチール・エレクトロニクスは5位、ベンチャー・マニュファクチャリングは14位を占めている。(ST,BT:6/4)