1999-06-04 ArtNo.19355
◆<馬>PNBノムラ・ジャフコ、年内にM$5千万投資
【クアラルンプル】国民投資会社Permodalan Nasional Bhd (PNB)傘下のPNB Equity Resource Corp Sdn Bhd (PERC)とジャフコの51:49の合弁に成るベンチャー・キャピタル会社PNB Nomura Jafco Management Sdn Bhdは今年、ハイテク事業や製造事業に5000万Mドルを投資する。
PNBノムラ・ジャフコのスギイ・タケシ常務取締役(ED)が2日催された MS ISO9002認定証受領式後語ったところによると、昨年12月31日現在、同社は主に自動車/ゴム製品/半導体領域の様々な製造企業に1億3000万Mドルを投資している。
PNBノムラ・ジャフコは現在PNB NJI Holdings Sdn BhdとPNB NJI Holdings II Sdn Bhdの2ファンドを管理しており、両ファンドは5乃至6年内に上場を目指す、事業拡張に積極的な企業に中期/長期のエクイティー・ファイナンスを提供している。
一方、PNBのHama Kama Piah Che Othman重役(CEO)によると、やはりこの日MS ISO 9002の認定証を授与されたPERCは米国、日本、韓国、英国、オーストラリア等の外国企業と地元企業の様々な合弁事業に7億5000万Mドル以上を投資してきた。これらのプロジェクトには、米国Titan社との最大の合弁事業を初めとして、石油化学、自動車部品、プラスチック、アルミ製品、表面処理スチール、ヘルスケア製品、電子等に関わる製造事業が含まれる。同社に100%出資する親会社のPNBは国家経済にとって戦略的に重要な、また商業的に採算が見込めるプロジェクトにエクイティー・ファイナンスを提供していると言う。(STAR:6/3)
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