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1999-06-04 ArtNo.19352
◆<馬>KL、米国カー・メーカーと提携協議:首相
【名古屋】マレーシアは国内の自動車産業を振興する上から日本/欧州に次ぎ、今や米国との協力の可能性を探っている。
日本訪問中のマハティール首相は1日のトヨタ会館訪問後、随行記者に以上の消息を明らかにした。世界的な自動車産業の再編が進む中でマレーシア自動車産業の将来につい質問されたマハティール首相は、マレーシアは既に日本の三菱、英国のロータスと協力関係を結んでいるが、地元産業に対する支援を得るため目下複数の米国メーカーと協議を進めていると語った。
首相は協議を進めている米国自動車メーカーの名称を明らかにすることは避けたが、世界的な自動車産業の再編の結果、最終的には主要プレーヤーは米国に3社、欧州と日本に各1社を残すのみになるだろうと指摘した。それによると、自動車産業は先端的エレクトロニクス技術等、益々複雑化するため、マレーシアもこの種の技術を吸収し、遅れをとらないようせねばならない。
首相はまた豊田章一郎会長とマレーシア自動車産業におけるトヨタの役割等について意見を交換した。首相によれば、マレーシアの乗用車製造に関しては三菱が大きな役割を担っているが、トヨタも小規模なアセンブリー・プラントの経営コンサルタントを務めることができ、トヨタはこうした役割に関心を表明していると言う。
一方、ニュー・ストレート・タイムズとマレーシアン・ビジネス・タイムズは翌日揃って、フォードがプロトンもしくはプロドゥアと提携する可能性が高いと報じた。それによると最近フォードの代表団がプロトン幹部と会談、後者の製造施設等を視察したと言う。(NST,MBT,STAR:6/2,3)
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