1999-06-04 ArtNo.19349
◆<星>NCS、企業の非生産財調達支援Eコマース開始
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)の子会社ナショナル・コンピュータ・システムズ(NCS)は企業の消耗品、備品、パソコンやサービスの電子取引を早ければ3カ月以内に開始する。
シンガポールおよび域内企業はインターネットを通じてこの種の商品やサービスの調達が可能になる。NCSは当面2000万Sドルを同事業に投じ、市場の反応がよければ増資する計画。パートナーは米国の電子取引専門会社コマース・ワンで、2日両社は提携契約を結んだ。
シングテルのリー・シエンヤン重役(CEO)によると、NCSがコマース・ワンと共同で手掛ける電子取引の対象は、原材料等の生産財以外のいわゆる間接財及びサービスで、この種の商品・サービスに対する支出は、世界のトップ2000社の総支出の3分の1以上を占め、シンガポールだけでも今年1880億Sドルに達する。ボストン・コンサルティング・グループによると、Eコマースを通じた間接財・サービスの調達は2008年までにシンガポールで150億米ドル、域内で3500億米ドルに達すると言う。(ST,BT:6/3)
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