1999-06-03 ArtNo.19346
◆<印度>Essarスチール、ペレット事業で戦略提携
【ムンバイ】Ruiasグループの旗艦Essar Steel Ltd(ESL)はNational Mineral Development Corporation (NMDC)及び某国際商社をペレタイゼーション・プラントの投資パートナーとして引き入れる計画だ。
Ruias氏が最近の金融機関代表との会議の席上語ったところによると、NMDC及び某商社との協議は進捗しており、ペレタイゼーション・プラントの経営のために最近新設したEssar Mineralsには、両社合わせて約30%(188クロー)を出資する見通しだ。当該商社はEssar Mineralsから年間150万トンのペレットを引き取り、その国際業務に充当する。
997クローを投じて設けられたペレタイゼーション・プラントの年産能力は330万トンで、Essar Mineralsの資本ベースは660クロー。ESLは当初金融機関からさらに378クローを借り入れ、アンドラプラデシュ州Vizagのペレタイゼーション・プラントとオリッサ州Bailadilaの鉄鉱山を結ぶスラリー・パイプラインの建設費に当てる計画だった。しかし金融機関は最近原則的に350クローの追加融資を認めたものの、同プロジェクトを未だに認可していない。
ESLが戦略パートナーと提携する方針を決めた理由には、同社が単独で進める場合と国際企業と合弁を組む場合では、金融機関のプロジェクトに対する評価が変わり、融資が受け易くなること、またESL自身の負債も軽減されることが挙げられる。(ET:6/2)
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