1999-06-02 ArtNo.19324
◆<馬>プレシジョン・コントロール、外国パートナー物色
【クアラルンプル】プレシジョン・コントロールSdn Bhd(PCSB)は外国パートナーとの提携を通じて総合的な精密制御エンジニアリング・サービス・プロバイダーになることを目指している。
PCSBのK.S. Yong 取締役によると、エレクトロニク・コマース対応の精密制御システムに関する技術を手に入れるため、地元企業や多国籍企業、例えば東芝やシーメンスとの提携を望んでいる。同社は目下東芝製品の代理を務めるとともにシーメンス公認のシステム統合会社としてサービスを提供している。
PCSBがEコマース対応ソルーションの提供を目指すのは、生産制御システムに関わるエンタープライズ・リソース・プラニング(ERP)領域への進出を図るためで、同社は他の多くの企業同様ERPアプリケーション領域への進出を目指している。ERPは生産部門と財務部門をリンクし、製造業者の中枢部門のコンピューター化を加速する機能を備えている。
またプロセス・コントロール・オートメーション機器のメーカーと提携することにより、PCSBは、そのシステム統合者としてのプレゼンスを強化できる。
ヨン氏が友人二人と共同で設立したPCSBの払込資本は100万Mドルで、情報技術(IT)関連子会社2社--CTI Resources Sdn Bhd/Ypsilon Sdn Bhdと系列会社2社-- NJ Engineering Sdn Bhd/PC Installation and Contracting Sdn Bhdを有する。
主要顧客には、Malayan Sugar Manufacturing Bhd/Genting Sanyen Paper Manufacturing/Sitt Tatt Industrial Gases Sdn Bhd/Dewan Bandaraya Kuala Lumpur/Cement Industries of Malaysia/Tenaga Nasional Bhd/Malaysian Oxygen Bhdが含まれる。
PCSBの昨年の営業額は2600万Mドルで、今年は2700万~2800万Mドルを見込んでいると言う。(STAR:5/31)
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