1999-06-02 ArtNo.19322
◆<馬>Eマレーシア・コンセプトの実現目指す具体策に着手
【クアラルンプル】マレーシアはハイテク・エレクトロニク時代を象徴するEマレーシア・コンセプトの下、先ずEコミュニティー、Eパブリック・サービス、Eエコノミー、Eラーンニング、Eソブリンティーの5領域に力を入れる。
全国情報技術委員会(NITC)ストラテジク・スラスト・インプリメンテーション・カミティー(STIC)の初会議後記者会見したアブドラ・アハマド・バダウィ副首相によると、NITCは今年3月の第7次会議で上記5領域の専門委員会を設けたが、今やこれらの委員会により提案された様々な施策を実行に移す段階を迎えている。STICはその進捗ぶりをモニターし、NITCに報告する。
この日の会議はEマレーシアの実現に向けた重要なステップであり、会議ではEリタラシー・レート(電子識字率)引き上げの必要性が確認された。
上記5領域の目標達成の任を分担する各機関/組織は、その実行過程で直面した問題や意見をSTICに提出する。STICはこれらの意見を協議の上NITCに報告書を提出する。目下のところ既存の法律や規則がEマレーシアを実現する新使命にマッチしているかどうか明らかでない。ある種の法規は、新使命の実現を阻害する可能性が有る。
STICは大蔵省/公共サービス部(PSD)/総理府経済計画局(EPU)の協力を得、関係する省庁にオフィス・スペース/予算/人員等の配分を求める。
Eマレーシアの実現は短期的な目標ではなく、長期にわたる持続的努力を必要とする。主要な連邦政府機関や関係省庁はいずれもSTICに代表を派遣している。STICは11月のNITC会議までに少なくとも3回会合すると言う。(MBT:5/29)
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