1999-06-02 ArtNo.19320
◆<星>NCS、コンシュマー・コネクト海外契約者獲得に注力
【シンガポール】シンガポール・テレコムの子会社ナショナル・コンピュータ・システムズ(NCS)は、12カ月以内に同社のEコマース・サービス“コンシューマ・コネクト”に少なくとも海外企業250社の参加を得、海外企業のEコマース・ハブになることを目指している。
同サービスを利用している企業は目下のところ約100社あるが、そのほとんどがシンガポール拠点の企業。NCSは今後6カ月内にオーストラリア、香港、ニュージーランドに進出、12カ月内にインド市場の開拓に乗り出す方針だ。
同社はトレードショーやインターネット広告などの共同マーケティングにより国内外企業の電子取引を拡大していく。
NCSはボーダーレスの安全な支払いを確保するため、ドイツのEコマース専門会社ネットライフの技術に基づくシステムをシンガポールに設置した。同システムはシンガポールのほかオーストラリア、香港、ニュージーランド、インドの銀行と専用回線で結ばれる。電子取引を行う各国企業は“コンシューマ・コネクト”を通じ自国の銀行で決済が可能になる。(BT:5/31)
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