1999-06-01 ArtNo.19303
◆<星>シリコン・バリーとの協力コンセプト立案:首相
【サンフランシスコ】ゴー・チョクトン首相は先週金曜、「世界的なナリッジ・エコノミー、ビジネス・センターを目指すシンガポールは米国シリコン・バリーとの協力を通じて、その目標を実現することができる」と述べ、シリコン・バリー企業を魅惑するような協力コンセプトを立案する考えを明らかにした。
この日、シリコン・バリーのオラクル・システムズ本社を訪問後記者会見した首相によると、例えば国際市場に売り込むことのできるアイデアを有するシンガポール企業は、シリコン・バリーの有する人材を利用してそのアイデアを実現することができる。マレーシアはマルチメディア・スーパー・コリドーと言う壮大な概念を打ち出したが、シンガポールはこの種のミクロ的視点に立ってシリコン・バリーとの協力を促進することができる。
オラクルのRaymond Lan社長は、この日の首相との会談の席上、「シンガポールは技術の応用面では進んでいるが、より多くのタレントを必要としており、オラクルはシンガポールがシリコン・バリーのリソースを汲み取るのを支援できる」とアドバイスしたと言う。
ゴー首相は、ちょうどシリコン・バリーを訪問中のフロリダ州のJeb Bush知事とも会談した。ジョージ・ブッシュ元大統領次男のブッシュ知事は、アルゼンチンに赴く予定のゴー首相に、ラテン・アメリカへのゲートウェイとしてフロリダを売り込むとともに、シンガポール全土をカバーする電子ネットワークや教育制度に強い関心を表明した。(ST,LZ:5/30)
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