1999-05-31 ArtNo.19300
◆<印度>SAIL、純損失1573クロー
【カルカッタ】高金利、高減価償却、低実現率に祟られ、スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)は1998/99年度に過去15年来最悪の1573クローの純損失を計上した。
SAILの金利負担は30%増の2017.44クロー、減価償却費は39%増の1104.06クローを記録。また金融再編計画の下、5000クローの政府ローンの抹消、ビジネス再編計画の下、傘下の発電所の分離、中小子会社の合弁事業への転換が図られた。
未返済の負債総額は伝えられていないが、消息筋は約2万2000クローと見積もっている。高額な減価償却はRourkelaとBokaroの鉄鋼プラントの総額5382クローの近代化計画に伴うもの。年間営業収入は1万5485クローと、前年の1万5127クローを僅かに上回り、営業支出は前年の1万3690クローから1万3300クローに下降した。
1999年3月末時点の準備金額は2858クローと、前年の4427クローから1569.44クロー縮小した。払込資本4130.4クローを加えた純資産総額は6988.54クローとなる。(ET,IE,THBL,TH:5/29)
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