SEAnews 1999-05-31 ArtNo.19295

【バターワース】マレーシアにおけるスズキ、ヤマハ、ホンダ、モデナス製モーターサイクルのチェーン・サプライヤー、Kilang Rantai S.A. Sdn Bhdは製品の70％を国内市場に供給、残りの30％を米国、中国、インドネシア、ベトナム、タイ、欧州、中東市場に輸出しているが、輸出比率の拡大を目指している。
キラン・ランタイのLee Thian Chai重役(MD)が27日催されたペナン州プライの新オフィス・ビルの開所式の席上語ったところによれば、同社は、マレーシアのモーター・サイクル新車市場の100％、リプレースメント市場の80％のシェアを握っているが、新車へのチェーン納入ビジネスは経済危機の打撃で40％下降した。しかしリプレースメント市場はそれほど大きな影響を受けていない。創業当初の1989年には月間僅か1万ユニット強を製造したに過ぎないが、今ではモーターサイクル用及び工業用チェーン40万ユニットを製造、東南アジア最大のチェーン・メーカーになっている。
昨年半ばに新工場ビルと設備に1000万Ｍドルを投じた同社の生産量は昨年の25万ユニットから今年は40万ユニットに拡大、営業額も2400万Ｍドルから3000万Ｍドルにアップする見通しだ。
キラン・ランタイは日本のオートバイ／産業用チェーン・メーカー、アールケー・エキセル(RK Excel)と最近技術協力協定を結んだ。この日の開所式にはキラン・ランタイのTaruno Sembodo会長の他、アールケー・エキセルのイセキ・タイジ社長とカネダ・マサノリ重役(MD)も出席した。(STAR:5/29)