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1995-06-10 ArtNo.1929
◆＜星＞第１四半期の民間住宅入居率、１．１％ポイントアップ
【シンガポール】今年第1四半期の民間住宅の入居率は94.1％と、昨年第4四半期を1.1％ポイント上回った。
都市再開発局(URA)の発表によると、土地付き住宅の入居率は94.8％に0.2％ポイントの上昇したにとどまったが、アパート／コンドミニアムの入居率は1.3％ポイント上昇して93.5％となった。第1四半期に市場に投入された住宅は1435戸で、昨年第4四半期の2104戸を下回った。第1四半期末時点の住宅総数は12万5338戸で、うち5万8955戸が土地付きだった。ちなみにＵＲＡは現在、74年以前のストックも計算に含めている。 年内にさらに6108戸が市場に投入され見通しで、政府の宅地放出も続いていることから、アナリストらは住宅価格の下降を予想しており、最近の宅地入札にもこうした市場動向が反映されている。某アナリストによると、開発業者は既に着工や竣工を遅らせているという。しかし複数の観測筋は、値下がりは一時的なものと見ており、入居率が80％台まで落ち込まない限り懸念するには及ばないとしている。 一方、第1四半期のオフィス入居率は0.7％ポイント上昇して93.1％、店舗入居率は0.7％ポイント下降して92％となった。(ST,BT,LZ:6/9)
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