1999-05-28 ArtNo.19282
◆<印度>4月の乗用車/商用車販売、50%以上アップ
【ニューデリー】インド自動車産業は今年度幸先の良いスタートを見せ、4月の販売成績は乗用車も、中・大型商用車も、前年同期比50%以上の成長を遂げた。
インド自動車製造業者協会(AIAM)が26日発表したところによれば、4月の乗用車販売は4万2027台と、昨年同月の2万7718台に比べ51.6%、中・大型商用車のそれは4950台と65.33%、それぞれアップした。中・大型商用車部門は、タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)の販売台数の128.9%の伸びに牽引された。
乗用車市場のリーダー、Maruti Udyog Ltd(MUL)の同月の販売台数は3万1351台と、昨年同月の2万3719台を32.17%上回った。しかし市場シェアは昨年同月の85.5%から74.5%に下降した。他のメーカーの販売台数を見ると、Daewooは29.6%、ヒンドスタン・モーターズは43.4%、インド・オートは552%、Telcoは8171%(21台/1732台)、それぞれアップしたが、フォード、ジェネラル・モーターズ、ホンダ・シエル、メルセデス・ベンツ、プレミア・オートの販売台数は下降した。
二輪車部門は前年同月の25万2811台から27万5574台に、比較的穏やかな9%の伸びが記録された。モーターサイクルは10万7692台から12万7241台に18.15%アップ、スクター販売は3.9%の伸びにとどまった。
モーターサイクルについては、ヒーロー・ホンダ(5万2612台/+33.77%)が市場シェア41.3%でトップ、Bajaj Auto Ltd(BAL:2万7098台/+0.4%)が21.2%、TVSスズキ(2万6374台/+47.18%)が20.7%で続いた。しかしエスコーツ・ヤマハの販売台数は1万9219台と、前年同期比11.6%下降した。(IE,ET,TH:5/27)
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