SEAnews 1999-05-28 ArtNo.19273

【シンガポール】雑誌出版／催し物のアレンジからインターネット・ビジネスに進出したセスダック登録のpanpacmedia.com(前社名ﾊﾟﾝﾊﾟｯｸ･ﾒﾃﾞｨｱ)は、来月半ばに米国におけるYahoo!の向こうを張る新ウェブ・サイト“Channel Zing”を開設する。
パンパックメディア.コムのリッキー・アン重役(CEO)が25日発表したところによると、新ウェブ・サイトは主要なコンシュマー・ポータルで、ヤッフーの成功の再現を目指している。
パンパックメディアの株価は、ヤッフー・インクとの合弁の噂でこの日一時は60％高の1.78Ｓドルを記録、その後やや戻したものの33％高の1.45Ｓドルで引けた。出来高も2400万株をマークした。
アン氏は、新ウェブ・サイトはパンパックメディア独自のプロジェクトと述べ、ヤッフーとの合弁の噂を否定したが、戦略パートナーを求めており、ヤッフーやAmerica Online AOLあるいはSchwab等、米国のビッグ・プレーヤーとの提携の可能性を否定するものではないと語った。とは言え目下のところヤッフーとは如何なる合弁交渉も進めていないと言う。
パンパックメディアは目下、新ウェブ・サイトの開設に向け複数のソフトウェア会社やハードウェア会社と協議を進めている。Channel Zingをオープンする正確な期日は未定だが、6月18日か、28日のいずれか縁起の良い日が選ばれる可能性が大きい。
広告主やスポンサー募集の反応は良好で、同社が出版する16種類の雑誌も利用して同サイトの宣伝を行っている。
“Channel Zing”の他、米国のディスカウント・ブローカーCharles Schwab Incに倣った金融ウェブサイトも8月18にに開設する予定で、シンガポール証取(SES)にリンク、インターネットを通じた金融アドバイスも提供すると言う。(BT,ST:6/26)