1999-05-27 ArtNo.19268
◆<印度>Audi製造計画棚上げ/Skoda計画大幅縮小
【デリー】ドイツのフォルクスワーゲン・グループ傘下の高級車メーカー、Audi AGはインドにおける製造計画を放棄、姉妹会社Skoda Auto ASは投資規模を10分の1に縮小した上でプロジェクトの実行可能性を探っている。
AudiスポークスマンのJurgen de Graeve氏は、このほど地元紙に「インドでの製造計画の棚上げは、既に確定しており、疑いの余地はない」と語った。製造計画の棚上げは、地元部品使用率に関する規制緩和が認められなかったためだが、同社はフランチャイズ方式を通じ、輸入完成車(CBU)の販売を続けるとしている。
一方、インドでFelicia及びOctaviaモデルの製造を計画するSkodaも、地元部品使用率に関する規制緩和を政府に申請、回答を待っている。
同社は当初1000クローを投じ、年間6万台の生産を目指していたが、インド自動車市場がリセッションに直面する中で、計画の進度を緩めるとともに、伝えられるところによれば投資額も今では100クローに縮小、慎重な姿勢を採用している。しかしインド市場から撤退する考えはないという。(IE:5/25)
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