1999-05-27 ArtNo.19266
◆<馬>ビンセント・タン氏、スイスコムからDiGi権益買収
【クアラルンプル】ブルジャヤ・グループBhdのビンセント・タン会長兼CEOはSwisscom AGと、DiGi Swisscom Bhdの30%の権益を買い取る条件付き契約を結んだ。
DiGi Swisscom Bhdが24日発表したところによると、タン会長はDiGiの負債も引き受ける。スイスコムはこれ以前に、欧州市場に照準を合わせた新事業戦略と業務再編計画に基づきDiGiの持分を売却する意向を表明していた。
タン氏はDiGiに対する長期出資者を見出すまでの暫定措置として30%の権益買収を引き受けたもので、既に少なからぬ国際電気通信会社がDiGiに対する出資に関心を表明しているとされる。
タン氏はそれ自身及びBerjaya VTCY Sdn Bhd /ブルジャヤ・グループBhd両社を通じ、DiGiの31%の権益を有し、今回の取引でその持分は61%に拡大する。
証券取引委員会は、スイスコムのDiGi持分の内27.6%分について支払い猶予を認めているが、タン氏は証券委員会に対して公開買付義務の免除とともに支払猶予の継続を申請している。(STAR:5/25)
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