1999-05-27 ArtNo.19262
◆<馬>今年初以来の投資承認額M$88億
【クアラルンプル】マレーシア政府は、今年初以来これまでに88億Mドルの投資プロジェクトを認可したが、これらのプロジェクトは主に電子/電気産業及び化学/石油化学産業に属している。
カク・チューティン副通産相が24日催された企業の買収/合併に関する会議の席上語ったところによると、この内70億Mドルは4月と5月に承認された、外国企業5社と地元企業2社のプロジェクトから成る。残り18億Mドルは1-3月の間に承認された。このことはマレーシアに対する外国直接投資が依然堅調なことを物語っている。
今年の投資プロジェクトを国別に見ると、米国、日本、台湾、シンガポール、ドイツがトップ・リストに名を連ね、ある種の障害にも関わらず、米国からの投資は堅調を維持している。
過去2年来の外国直接投資は旺盛で、1997年の投資承認額は258億Mドル、1998年は264億Mドルで、それぞれ外国資本が44.4%と49.5%を占めた。
製造業はは1998年に成長の下降を見たが、依然として国内総生産(GDP)の35%、総輸出の80%、雇用のほぼ30%を占めている。
インフラ、住宅、自動車製造等のキー・セクターには顕著な回復の兆しが見られ、今年の残された期間には一層の改善が見込める。
工業化政策は、経済に最大の波及効果を及ぼすような業種への投資に照準を合わせ、高品質な投資を奨励している。目下見直し作業が進められている第2工業マスター・プラン(IMP2)において、工業開発の重点が示され、取り分けナリッジ・ベースの産業、中間財や資本財の生産強化、資源ベースの産業開発、研究開発(R&D)/マーケッティング活動が奨励される見通しと言う.(NST,MBT,STAR,BT:5/25)
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