1999-05-27 ArtNo.19257
◆<星>コンソーシアム、携帯電話通じたEコマース・サービス提供
【シンガポール】スタンダード・チャータード・バンク(スタンチャート)は、シンガポール・テレコムの子会社やマイクロソフト、モトローラ等14社(組織)と提携、携帯電話によりアクセス可能なエレクトロニク・コマース(Eコマース)サービスの開発と提供を目指すコンソーシアム“Asia Mobile Electronic Services Alliance(Amesa)”を組織した。
スタンチャートのニコランス・ファン氏が24日シンガポールと香港で同時に催されたAmesaの旗揚げ式の席上語ったところによれば、シンガポールと香港では恐らく来年下半期から、携帯電話を通じ銀行サービス、エレクトロニク・コマース、各種請求書の支払、交易、情報収集等が行えるようになる。同プロジェクトでは、GemplusとマイクロソフトがVisaオープン・プラットフォーム・テクノロジーに基づくスマートカード技術を提供する。
Amesaのこの他のメンバーにはシングテル・モービル、シングネット、香港のSmarTone、エリクソン、ノキア、ホンコン・ポスト、シンガポール・ポスト、香港ユニバーシティー・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー、オープン・ユニバーシティー・オブ・ホンコン、国立シンガポール大学(NUS)が含まれる。
スタンチャート・グループのMervyn Davis常務取締役(ED)によると、インフラ領域の経験やテクノロジー、サービス、市場ノーハウを有する15組織が提携し、この種のプロジェクトを進めるのは、世界的にも初めてのことで、3年内に少なくとも50万人のユーザー獲得を目指す。Amesaは将来、航空会社、チケット会社、小売業者等の参加も求め、その市場リーチを一層拡大すると言う。(ST,BT:5/25)
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