1999-05-26 ArtNo.19251
◆<馬>ゲイトウェイ、ネット梃子にUS$100億企業目指す
【クアラルンプル】米国のPC(パソコン)直販会社ゲイトウェイは向こう1、2年間にその年商を100億米ドルの大台に乗せる計画だ。
ASEAN及び東アジアマーケッティング担当のNiall J.O'Reilly取締役が先頃語ったところによると、昨年同社の営業額は75億米ドルをマーク、PC354万セットを販売したが、今後はインターネットとEコマースに照準を合わせることを通じて目標売上の達成を目指す。
カリフォルニア州サンディエゴ拠点の同社は1997年にPC直販会社としては初めて米国における全国ベースのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)となり、昨年第4四半期には米国における消費者向けPC販売でトップに立った。目下のところ世界市場シェアは2%前後だが、1、2年でトップ10に仲間入りすることを目指している。
現在米国、アイルランド、そしてマレーシアに製造工場を設けており、マレーシアには1995年に進出した。マラッカの18万平方フィートの製造施設では注文生産方式により1日、5000~6000ユニットのPCシステムが製造されている。マレーシアにおける工場/施設への累積投資は約5000万Mドルに達する。同工場ではPCの他、ノートブック・コンピューター、ネットワーク・デスクトップ、サーバーが生産されている。
マレーシアのPCマーケットは昨年30%前後の落ち込みを見たが、政府が情報技術(IT)教育に力を入れていることから、今後成長が加速される見通しだ。(STAR:5/24)
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