【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)上場のNylex(M)Bhd(NMB)は上海に続き、重慶に現地との50：50の合弁で開閉器製造工場を設ける。
ＮＭＢのHeah Kok Soon重役(MD)が21日語ったところによると、同社は先月関係合弁契約に調印、7月から操業を開始する計画だ。同社はこれ以前に1100万米ドルを投じてTamco Shanghai Switchgear Co Ltdを設けたが、重慶工場の投資額はこれを下回る。Heah氏は内部資金で賄うと語ったが、具体的投資額を明らかにすることを避けた。重慶工場の製品は主に中国市場に供給される。
一方、ＮＭＢは目下、子会社Kuala Lumpur Glass Manufacturer Co Sdn Bhdの売却交渉を進めている。ボトルの製造を手掛けるＫＬグラスの純有形資産は7000万Ｍドル、負債総額は2000万Ｍドル。
提案されているマネージメント・バイ・アウト(MBO)計画はＮＭＢの中核事業、開閉器／ポリマー／建材の製造業務に影響を及ぼさない。
ＭＢＯ計画の下、アジア系コンソーシアムRhodemark Development Sdn Bhdは、英国企業Invensys PlcからＮＭＢの51.93％の権益を買収する。
Rhodemarkには、ナイレックスの取締役らが所有するClass Team Resources Sdn Bhdが9.62％、Ancom Bhdが50.1％、英国バージン諸島籍のEminent East Ltdが40.3％、それぞれ出資している。
新たな主要株主2社は、取締役会にそれぞれ代表を送り込むが、Hea氏とHung Hin Cheong／Alan Chuah両氏から成る既存取締役陣がＮＭＢの日常の経営を引き受けると言う。(STAR:5/22)