SEAnews 1999-05-25 ArtNo.19233

【クアラルンプル】ヒューレット・パッカード・セールス(M)Sdn Bhd(HPSM)はマレーシア国内の法人記憶装置ビジネスの潜在性、取り分け電気通信業／金融業／製造業等のキー産業の需要に注目している。
ＨＰＳＭビジネス・コンピューター・オーガニゼーションのＫ.ラーマン重役(GM)によると、通信業／金融業等の多くのサービス企業は、顧客の詳細なプロフィールをデータベースに収め、個々の顧客のニーズに応じたサービスの提供を図っている。このためより大規模な記憶装置が必要とされている。製造業界でも同様に大量のデータ処理がなされ、記憶装置に対する投資が拡大している。
こうしたニーズに応じるためＨＰ社はインテリジェント・ストーリッジ・アーキテクチャー“ＨＰイークウェイシャン”及び法人記憶ソルーションの“ＨＰシュアストーＥ”ブランドを提供する。
ＨＰシュアストーＥシリーズの製品は、法人記憶装置領域における同社のビジョンを反映したＨＰイークウェイシャン・ストーリッジ・アーキテクチャーのプラットフォームを成す。
ＨＰアジア太平洋地域法人記憶装置部門のRobert J. Payne取締役によると、同ビジョンはコンピューティング・ユーティリティーのためのストーリッジ・グリッドを提供するもので、電力供給における送電網の役割に相当する。ＨＰイークウェイシャン・アーキテクチャーはエレクトロニク・サービス・ワールドの出現を可能にするコンピューティング・ユーティリティーのためのストーリッジ技術で、ＨＰ製や非ＨＰ製のエレメントを統合できる。
ＨＰシュアストーＥ製品には既存のＨＰ社記憶装置の他、法人記憶装置やマルチ・プラットフォーム環境下のストーリッジ・エリア・ネットワーク(SAN)の最適化を実現する新製品が含まれる。これにはディスクやテープと言ったハードウェアの他、管理／モニター・ソフトウェア、ＳＡＮファブリック装置、記憶装置関連コンサルタント・サービス、支援サービスが含まれる。
これらはオープンＳＡＮアーキテクチャーのビジョンに基づいており、ユーザーにシステムを選択するオプションを提供すると言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:5/20)