1999-05-21 ArtNo.19212
◆<印度>Subex、ソフト製品の米国市場開拓資金を公募調達
【バンガロール】カルナタカ州バンガロール拠点のテレコミュニケーション・ソフトウェア会社Subex Systems Ltd(SSL)は今年7月、発行株式資本の30%の公開公募を通じ、7.28クローを調達する計画だ。
SSLのSubash Menon重役(MD)が18日語ったところによると、内25%を公募、残りの5%はモルガン・スタンレーが引き受ける。プロモーターのMenon氏と共同創業者のAlex J Puthenchira氏及び他のパートナーが残りの70%のシェアを維持する。
額面10ルピーの97万1000株が1株65ルピーで公募され、調達した資金はソフトウェア開発、同社が2カ月前に発表したセルラ・フラウド・マネージメント・ソルーション“Ranger”の国際マーケッティングに充当される。
Karvy とJardine Flemingがリード・マネージャーを務め、これら両社とEnam等がアンダーライターに名を連ねている。株式はバンガロールとハイデラバードの証取に上場される予定だ。
調達された7.28クローの内、3.60クローは設備投資に、約3クローは国際マーケッティングに当てられる。
国際マーケッティングの一環として米国アトランタに子会社が設立される。Menon氏はこれ以前に、「事業拡張に19クローが必要で、この内12クローは米国におけるSubexのプレゼンス強化とRangerの販促に当てられる。Rangerの開発コストは1.50クローだが、マーケッティング・コストはその数倍にのぼる」と語っていた。
Subexは米国のベンチャー・キャピタルから資金を調達することも計画しているが、同計画の実行は暫く先になる見通しだ。
創業以来7年のSSLは、年商13クローのSubex Groupに所属、目下従業員は80人。姉妹会社のSubex Cellcom Ltdはノキア製品のディーラーを務め、携帯電話アクセサリーの流通/販売を手掛けている。(ET:5/19)
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