1999-05-21 ArtNo.19206
◆<馬>盗難防止の国産自動車ロック・システム、国際市場開拓に拍車
【クアラルンプル】米国で開発されたラジオ周波数認証(RFID)技術を用いた初のマレーシア産盗難防止自動車ロック・システム“Autoguard”が地元市場と国際市場で大きな反響を呼ぶものと期待されている。
オートガードの開発/製造会社Advanced Interconnection Technologies Sdn Bhdのマーケッティング子会社Top Autoguard Security Sdn Bhd(Tags)のK. Ramanathan重役(MD)が18日に催された新製品の発売記念式典の席上語ったところによると、製品は数ヶ月前からカンボジア、インド、シンガポール、中東、米国向けに約3万ユニットが輸出され、今年末までには5万ユニットに達する見通しだ。
またバングラディシュとは当初5000ユニットの輸出交渉が進められており、3カ月以内に妥結するものと見られる。この他、向こう1年間には、オーストラリア、ブラジル、インドネシア、ニュージーランド、フィリピン、南アフリカ、欧州諸国市場にも、5万ユニットほどの輸出が目指されている。
オートガードの単価は478~578Mドルと、平均1000Mドルほどの類似輸入製品に比べ競争力がある。同社は2000年までに国内市場の5%ほどのシェア獲得を目指しており、プロトンやプロドゥアへの売り込みも図っている。
またトラック、バス、モーターサイクル、重機等の盗難防止システムも開発中で、6カ月から1年内に新製品が発表される見通しだ。
TagsとAdvanced Interconnection Technologiesは何れも、Subra Metal Holdings Sdn Bhdの完全出資子会社で、Subraはスクラップ・メタル/プラスチックの交易を手掛けている。(STAR:5/20)
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