1999-05-20 ArtNo.19191
◆<馬>MS、来月デジタル・ナーバス・システムの応用例紹介
【クアラルンプル】マイクロソフト・コープは神経中枢同様に機能する企業情報システム“デジタル・ナーバス・システム”を近く紹介する。
マイクロソフト南アジア担当取締役のBlas Garcia-Moros氏が先週地元紙に語ったところによると、同社は6月10日をデジタル・ナーバス・システム・デーとし、特定の環境下におけるデジタル・ナーバス・システム・コンセプトの応用例として、マレーシアのパートナーにより開発された様々なアプリケーションを発表する。
技術革新とパートナー、そしてスタッフは、マイクロソフトが現在占める地歩を証明する3つの要因であり、今回の催しはMicrosoft(M)Sdn Bhdが地元情報技術(IT)産業界における指導的地位を維持する努力の一環でもある。
マイクロソフト(M)はローカル・プレゼンスを強化するための複数のイニシアチブを採用している。マレーシア初のインターネット・コミュニティー、MyBizはその1つ。マイクロソフト(M)のパートナー、Hitechniaga Sdn Bhdが、マイクロソフトのサイト・サーバーとウィンドウズNTを用いて開発した電子コミュニティー、MyBizには、これまでに120万Mドルが投資された。マイクロソフトはMyBizを利用して、地元中小企業や製造企業の新バリュー・チェーンの構築を図っている。
中小企業は主要な成長領域ではあるが、Eコマースへの進出では立ち後れが見られる。エントリー・コストと安全な支払方式を見いだせぬことがネックになっているものと見られる。マイクロソフト(M)のベネディクト・リー重役(MD)によると、MyBizはこうした障害を除去することができ、既に中小企業50社がオンライン取引に加わっている。これらのメンバーの取引額は年間7億Mドルと見込まれる。来年4月までには中小企業500社の参加を得、別にトレーディング・パートナー1000社の獲得を目指す。
最近は、データ交換やアプリケーション統合技術を応用したBizTalkと称する新サービスも紹介された。ユーザーはBizTalkを通じて注文書や請求書等のビジネス・データを交換できると言う。(STAR:5/17)
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