SEAnews 1999-05-20 ArtNo.19189

【クアラルンプル】クダ州政府は先端的情報幹線網の構築を目指し、全州をカバーするコンピューター化計画に着手している。
KedahNetと命名されたプロジェクトは、全面的なエレクトロニク・ネットワークの構築を通じて州内の経済、社会、教育の発展を促進しようと言うもの。州政府は最近、ユニバーシティ・ウタラ・マレーシア(UUM)に同プロジェクトの計画／開発／管理を委ねた。ＵＵＭコンピューター・センターのアブドル・ガニ・ゴラムディン所長によると、クダネットはＵＵＭとクリム・ハイテクノロジー・パーク(KHTP)の協力の下、3段階に分けて構築される。目下第1段階の計画立案と複数のアプリケーションの初歩的導入が図られている。
目下、Balingにおいてローカル・カウンシル・システムの試運転が行われており、同システムは追って州内の11のカウンシル全てに導入され、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)により相互にリンクされる。またエレクトロニク・ファイル・ドキュメント・システムが向こう6カ月以内に完成する見通しで、同システムは州政府オフィスに導入される。ローカル・カウンシス・システム及びエレクトロニク・ファイル・ドキュメント・システムはエレクトロニク・ガバメントの基礎環境を形成するものである。
ＵＵＭは向こう2年間に実行される第2段階のプロジェクトを立案しており、第2、第3段階では、クダネットの目標実現に寄与するより多くのコンテンツが導入される予定だ。(ｺﾝﾋﾟｭﾀｲﾑｽﾞ:5/17)