1999-05-20 ArtNo.19185
◆<星>4大銀行証券子会社、オンライン・トレーディング近く導入
【シンガポール】シンガポールの地場4大銀行の証券部門は終にオンライン・ストック・トレーディングの戦列に加わるり、同時に携帯電話による投資注文にも応じる見通しだ。
消息筋によれば、DBS(シンガポール開発銀行)、OUB(華聨銀行)、OCBC(華僑銀行)、UOB(大華銀行)の証券部門は、向こう数カ月間に一般小口投資家をターゲットにしたオンライン・トレーディング・サービスを開始する。
これら4行の証券子会社は目下バーチャル証券会社の準備に余念がない。中でもOUBセキュリティーズの準備作業は完成段階を迎えているとされる。同社はオンラン化の先陣を目指しており、間もなくプロットタイプを紹介する見通しだ。DBSは主にプライベート・バンキング顧客向けのオンライン・インベストメント・サービスを既に提供しているが、同行の証券子会社はまだオンライン・シェア・トレーディング・サービスを行っていない。しかしDBSセキュリティーズは8月に同サービスを開始する計画とされる。
他の2証券会社の準備も最終段階とされ、OUBセキュリティーズはモービル・ストック・トレーディングを検討しているもようで、DBSセキュリティーズもその方向を目指しているようだ。しかしOUBスポークスマンはコメントを控えている。
目下、証券会社少なくとも2社が携帯電話を通じた株式取引システムの導入を計画しており、Fraser Securitiesはシングテル・モービル及びモトローラと手を組み、来月この種のサービスを開始する。(ST:5/18)
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