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1999-05-20 ArtNo.19184
◆＜星＞地場銀行、１年に内ネット・バンキングとの競争に直面
【シンガポール】シンガポールの地場銀行は1年を待たずにインターネットを通じた銀行やノン・バンクとの競争に直面する見通しだ。
既にシティバンクは当地でインターネット・バンキングやモービル・フォーン・バンキングを開始、1万2000人の顧客を獲得したとされ、ＨＳＢＣ(香港上海銀行)は特性スマート・カードの紹介を計画している。同カードの所持者は自宅のパソコンと電話回線を通じて現金を引き下ろすことができ、銀行支店や現金自動預け払い機(ATM)まで赴く必要がない。
PricewaterhouseCoopers consultantsのプリンシパル・コンサルタントSteve Stine氏によれば、アジアにさしたる物理的プレゼンスを有せぬ外国金融機関もオンライン金融サービスを提供できる。例えば米国のインターネット証券ブローカー、Schwabは既に東南アジアに顧客を有すると言われる。
アナリストらによれば、ネット・バンキングに関しては、電話会社や携帯電話会社、あるいはソフトウェア会社を銀行と区別する技術的境界は何ら存在しない。携帯電話会社はワイヤレス・バンキングの窓口を務めることができ、顧客はインターネットとスマト・カードを通じてキャッシュをダウンロードできる。しかし今のところシンガポール・テレコムやモービルワンは銀行業務を手掛けることを法的に禁止されている。(BT:5/18)
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