1999-05-19 ArtNo.19177
◆<馬>地元格付け会社、来年はGDP成長4.2%予想
【クアラルンプル】マレーシアの信用格付け会社レーティング・エージェンシー・マレーシアBhd(RAM)は来年の国内総生産(GDP)成長率を4.2%と予想している。
RAMのRajandram Chellappah副会長が先週末催された年次総会後語ったところによると、政府の今年のGDP成長予測1~2%は達成可能で、来年の4~5%の政府予測も合理的水準と言える。
今年の経済のファンダメンタルは昨年に比べ改善しており、過去2カ月の工業生産指数のプラス成長や、証券市場の活況、強力な輸出実績、外貨準備の拡大、金融機関のバランスシートの健全化等から見て、国内経済は既に底入れしたと言える。
過去1年間の政府の諸施策はいずれもポジティブなもので、問題は国際環境だけである。堅調な成長を続ける米国経済に何らかの異変が生じれば波及効果を被らざるを得ない。
国内経済の復調と起債計画の増加で、今年の信用格付け活動は活発化する見通しだ。また信用格付けが引き下げられるケースは減少する見通しで、今年第1四半期にはこうした傾向が既に生じている。
RAMの1998年12月期の信用格付け/調査手数料収入は14%減の1312万Mドル、税引き前利益は18%減の207万Mドルにとどまったと言う。(MBT,STAR:5/17)
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