1995-06-09 ArtNo.1917
◆<馬>第1四半期の経済成長率9.9%記録:中央銀行
【クアラルンプル】マレーシアの今年第1四半期の経済成長率は製造業及び建設業の引き続く堅調に加え、鉱業及び農業の好調に支えられ、昨年同期の8.8%及び昨年第4四半期の9.0%を上回る9.9%を記録した。
中央銀行が7日発表したところによれば、同期に製造業は15.2%(13.8%/14.9%)、建設業は14.5%(14.0%/15.0%)、農業は7.7%(1.4%/2.6%)、鉱業は7.8%(-3.7%/3.1%)、サービス業は8.3%(9.1%/9.0%)と、サービス業を除きいずれも昨年同期/昨年第4四半期(括弧内)の実績を上回る伸びを見た。農業部門では天然ゴムとパーム油の生産が各24.1%と18%の成長を見、製造業では輸出志向部門が17.4%、内需志向部門が12.8%の伸びを記録した。第1四半期の投資承認額は昨年同期の実績を下回ったものの、製造業部門における実際の投資は堅調を維持したもようで、同期の資本財輸入は30.8%増を記録した。 また第1四半期のインフレ率は昨年第4四半期の3.8%及び昨年同期の4%から3.2%に下降した。4月の消費者物価指数は3.3%、年初4カ月のそれも3.3%の上昇にとどまり、昨年同期の3.9%を下回った。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:6/8)
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