【カルカッタ】インドの鉄鋼需要は、1999/2000年度予算案に盛り込まれたインフラストラクチャー・プロジェクトや建設業に対する奨励措置が奏功し、今年下半期には回復に転じる見通しだ。
鉄鋼省のA. K. Basu次官が13日催された商業会議所メンバーのセミナーで語ったところによると、大型住宅プロジェクトに対する奨励措置で各種建設用鋼材の需要拡大が見込める。国内では既に各種棒鋼の逼迫が目にされている現状から、設備拡張が必要になる可能性もある。しかし鋼板に関しては設備過剰が顕在化しており、少なくとも向こう2、3年は設備拡張の必要が生じることはないと言う。(THBL:5/14)