SEAnews 1999-05-14 ArtNo.19129

【クアラルンプル】ゲーム／農園／不動産グループのGenting Bhdは向こう2年間に製紙／包装ビジネスに5億Ｍドルを追加投資する。
ゲンティンのLim Kok Thay重役(MD)が12日の年次総会後語ったところによると、同社は工業用紙市場のシェア拡大を目指し、97.7％出資する段ボール／製紙事業会社Genting Sanyen Paperboard Sdn Bhd(GSPSB)に対して同投資を行う。目下ＧＳＰＳＢの年産26万トンの工場はフル稼働している。同生産量は国内生産の55％に相当する。
一方、農園部門のAsiatic Development Bhdの業績は国際パーム油価格に依存しているが、同価格が安定していることから今年の業績は1998年度を上回る見通しだ。同社は5億Ｍドルを投じてサバ、サラワク両州の農園用地を拡大する。
ゲンティン・グループの1998年12月期税引き前利益は41％減の9億970万Ｍドルにとどまったが、国内経済の復調からグループ全体の業績も今年は改善が見込め、カジノと農園事業が引き続き最大の収入源の地位を維持する見通しだ。同社はインドネシア、オーストラリア、ミャンマーにおける石油・ガス探査事業には6000万米ドルを投資すると言う。(STAR:5/13)