1999-05-13 ArtNo.19110
◆<星>台湾セミコン社の合弁ウエハー工場近く着工:台北代表事務所
【シンガポール】Taiwan Semiconductor Manufacturing Co(TSMC)はシンガポールにおけるウエハー製造合弁事業に対する3億8400万Sドルの出資額中既に160万Sドルを払い込んでおり、工場建設工事も間もなくスタートするものと見られる。
シンガポール駐在台北代表事務所の荘正元顧問兼経済部主任によると、パシル・リス・ウエハー・ファブ・パークに建設される工場では0.2ミクロン技術を用いて年間36万ユニットの8インチ・ウエハーが製造される。総コスト15億Sドルの同プロジェクトにTSMCは32%、オランダ企業フィリップスが48%、シンガポールの経済開発局(EDB)が20%、それぞれ出資する。製品の60%ハフィリップスが、残りの40%はTEMCが引き受ける。
シンガポールにおける台湾企業の直接投資は昨年末までに6億2900万米ドルに達した。これにはTSMCの投資プロジェクトは含まれていない。1997年末までに台湾企業は東南アジアに360億米ドルを投資しており、これは台湾企業の同期の中国向け投資150億米ドルを2倍以上上回っている。360億米ドルの内、133億米ドルはインドネシア、100億米ドルはタイ、80億米ドルはマレーシアに投資されている。(LZ:5/11)
|