1999-05-12 ArtNo.19103
◆<印度>Bajaj、モーターサイクル生産比率を35%にアップ
【ムンバイ】インド・スクーター市場をリードするBajaj Auto Ltd(BAL)は来年、モーターサイクルの同社総生産台数に占める比率を現在の25%から30~35%に引き上げ、モーターサイクル市場におけるシェアの挽回を図る。同社は同時にスクーターと自動3輪車の生産拡大も予定している。
BALのRahul Bajaj会長によると、日本製モーターサイクル部門の生産拡大を予定している。1998年4月-1999年2月のスクーター売上は前年同期の58万5607台から56万250台にダウン、モーターサイクルのそれは28万772台から33万3117台にアップしたものの、他社はそれ以上の伸びを記録、結果的に同社は市場シェアを縮小させた
過去数年各種車両の生産比率はスクーターが50%、モーターサイクルが25%、スクータレットが25%を占めてきた。BALは特に日本製モーターサイクル部門で他社にそのシェアを奪われている。
インド自動車製造業者協会(AIAM)の統計によれば、1999年3月期のBALのスクーター販売台数(輸出を含む)は64万4572台(62万9591台)、モーターサイクルは38万2744台(31万4898台)。しかしスクーターの生産台数は64万101台から62万3206台に減少した。(括弧内は前年の数字)
インド国内市場では1998/99年度には初めてモーターサイクルの販売台数(139万台)がスクーターの販売台数(132万台)を上回った。過去5年間モーターサイクルの販売は年率25%の成長を見、スクーターの年率11%の伸びを上回った。(ET:5/10)
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