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1999-05-12 ArtNo.19096
◆<馬>政府は出来ればClob問題に不干渉:蔵相
【クアラルンプル】マレーシア政府は出来ればシンガポールの店頭市場セントラル・リミット・オーダー・ブック(Clob)問題にタッチしないことを望むが、事態の進展は注意深く見守っていく。
ダイム・ザイヌディン蔵相は9日半島マレーシア原住民協会の年次総会に出席後マスコミの質問に対して以上の考えを語った。
それによると、数年前にクアラルンプル証取(KLSE)とシンガポール証取(SES)が分離された後、シンガポールはClobを設けてマレーシア株の取引を続けたが、マレーシア側はClobにおけるマレーシア株の取引を一度も認めていない。SESは昨年9月にClobにおける取引を停止、シンガポーリアン投資家の17万2000口座に保管された約100億Mドルのマレーシア株がそれ以来取引を凍結されたが、これは自らClobを設け、自ら閉鎖したシンガポール・サイドの問題である。すなわちSESとシンガポールの投資家の間の問題であり、両者はKLSEに相談することができる。しかし政府には関係がない。
マレーシア政府は問題の進展を注意深く見守っている。如何なる問題にも結末はあるもので、辛抱強く待つだけである。
シンガポールのリー・シエンロン副首相が国会でClob投資家の空売りにより、マレーシア株が暴落したとの説に反駁したことに触れ、ダイム蔵相は、何れの側もそれぞれの主張を正当化する論拠を示すことができ、マレーシア側にはマレーシア側の根拠があると語った。
またシンガポールのビジネスマン、アクバル・ハーン氏のClob株買収提案は、最低限の条件も満たしていないとするシンガポール当局の主張に触れ、ダイム蔵相は、それは売り手と買い手の問題であり、マレーシア政府がコメントすべき問題ではないと語った。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:5/10)
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