1999-05-11 ArtNo.19082
◆<馬>MCSB、50%の売上成長持続、来年は黒字転換
【クアラルンプル】コンピューター関連のハードウェア/ソフトウェアの販売や情報技術(IT)サービスを手掛けるMCSBシステムズ(M)Bhdの1999年6月期年商は50%増が見込まれるものの、依然損失計上が予想されている。
リム・クンチョー会長によると、損失の額は前年を大幅に下回る1000万Mドル以下に収まる見通しで、来年は黒字転換が見込める。損失は主に製品のほとんどがコストで販売されているためで、サービス・ビジネスの収入も依然低レベルにとどまっている。しかし今後も40~50%の売上増が維持される見通しだ。
MCSBは1999年度から会計年度を3月末締めから6月末締めに転換した。1998年3月期売上は5448万9000Mドル、税引き前損失は1437万4000Mドル、1999年9月期半期売上は3790万9000Mドル、税引き前損失は234万9000Mドルだった。
しかし同社は2000年6月期には黒字転換を見込んでいる。特に昨年初に発売したサービスPakインフォメーション・システムの売上が業績の改善に貢献するものと期待されている。目下サービスPakの月間売上は約100万Mドル、利益マージンは95%だが、6カ月以内に月間売上は200万Mドルに達する見通しだ。
サービスPakの1コントラクト当たりの価格はマレーシア4800Mドル、シンガポール4800Sドル、香港2万7200HKドル、中国1万2000人民元、インドネシア1500米ドルとなっている。同社は四半期ごとに新サービスを導入する計画と言う。(NST,STAR:5/8)
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