1999-05-11 ArtNo.19081
◆<馬>クリスタル・クリア、新LCD技術で世界市場開拓目指す
【クアラルンプル】政府投資会社カザナ・ナシオナルBhdとランド・アンド・ジェネラルBhdが各45%、米国拠点のAmerasia Technology Incが10%出資するCRystal Clear Technology Sdn Bhd(CCT)が1億1400万Mドルを投じてペナン州スブラン・プライのスバン・ジャヤに建設中の液晶ディスプレー(LCD)工場は来年末に完成する。
オンライン情報技術(IT)ジャーナル、MSC Times.comによると、CCTが開発したスーパー・ツイスト・ネマティックLCDは既存のカラー・ディスプレーに取って代わるものと見られる。
CCTのDino Amshah重役(CEO)によれば、来年初にはプロットタイプの640×480 STN-LCDが完成する。LCDの世界市場は200億米ドルと見積もられる。同社の新LCDは太陽光線のもとでも判読可能で、低電力消費、しかもコストはTFTディスプレーの半額。情報技術(IT)機器のミニチュア化が進む中でバッテリーのスペースも縮小されることから、低電力消費の同社製品のメリットが今後益々高まると言う。(STAR:5/8)
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