1999-05-06 ArtNo.19037
◆<馬>年初3か月の投資申請160件M$26.67億
【シャーアラム】マレーシアは今年初3ヶ月間に160件、合計26億6700万Mドルの投資申請を受理、内9億9150万Mドルが外資で占められた。
ラフィダ通産相が3日催されたNakagawa Rubber Industries Sdn Bhdのシャーラム工場開所式の席上語ったところによると、この内78件は新規プロジェクト、82件は拡張/多角化プロジェクトだった。
国別では日本が23件1億9270万Mドル、シンガポールが40件1億3260万Mドル、台湾が21件1億2100万Mドル、米国が9件1億4700万Mドル、中国が3件1億7500万Mドルと続く。
一方、同年初3ヶ月間には、製造業プロジェクト145件、総額18億1500万Mドルのプロジェクトが認可された。この内外資は13億2100万Mドルを占めた。
以上の数字から見る限り、域内経済危機はマレーシアにおける投資活動に影響を及ぼしていない。
マレーシア政府は地元の天然資源や一次産品を用いた下流部門高付加価値産業への投資を奨励している。政府は資源ベースの産業を育成するため、昨年12月に天然ゴム加工品を含む資源ベース・プロジェクトに対するパイオニア・ステータスを延長した。1997年12月31日現在、国内には天然ゴム・ベースの生産プロジェクト226件が存在、これらのプロジェクトの固定資産投資は25億3000万Mドル、内47.3%が外資で占められている。1997年1月-1999年3月の間に承認された天然ゴム・ベースの新規プロジェクトは29件4億5000万Mドルで、内地元資本が2億7420万Mドル、外資が1億7580万Mドルだった。
同期間に認可された天然ゴム・ベースの拡張/多角化プロジェクトは29件、1億4180万Mドルで、内1億1230万Mドルは地元資本だった。(STAR:5/4)
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