1999-05-06 ArtNo.19034
◆<星>エクサバイト、中規模ユーザー市場のリーダー目指す
【シンガポール】米国磁気テープ・ソルーション・サプライヤーのExabyteは、中規模ユーザー市場における指導的地位の再構築を目指している。
エクサバイトのWilliam Marriner会長兼社長が3日記者会見したところによると、磁気テープの中規模ユーザー市場は最も急速な年率12%の成長を遂げている。米国市場に限っても730億米ドル、世界市場はその3倍以上の需要が見込める。中規模ユーザーの年間情報技術(IT)支出は1社当たり約94万米ドルで、この種のユーザーには中小企業の他、政府部門や大企業の子会社あるいは部門が含まれる。
エクサバイトの今年6月に発売が予定される新製品Mammoth-2テープドライブは、ハイエンド製品に比べると記憶容量が40%ほど小さいが、中規模ユーザー市場向けとしては、最大の容量と最高の性能を誇り、しかも価格は他社製品の3分の1。
エクサバイトがこの日発売したネットワーク・データ管理ソルーションのNetStorMはローカル・エリア・ネットワーク(LAN)外部のサブ・エリア・ネットワーク(SAN)の管理を引き受ける。
ナスダック登録のエクサバイトの昨年の営業額は2億8700万米ドルと、前年比13%ダウンした。磁気テープ市場における同社の昨年のシェアは12%程度だが、中/高価格帯では4分の1のシェアを有すると言う。(LZ:5/4)
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