1999-05-05 ArtNo.19024
◆<馬>プトラ大学、ITマルチメディアR&Dパーク開発
【クアラルンプル】ユニバーシティ・プトラ・マレーシア(UPM)は、Canary Infoport Sdn Bhd(CISB)の資金提供の下、情報技術(IT)やマルチメディア関連研究開発(R&D)を手掛ける企業のニーズに応じるテクノロジー・パーク“Putra Infoport”の開発に乗り出した。
プトラ・インフォポートはUPMが同大学の所有地内に開発する2つ目のテクノロジー・パークで、これ以前にはマレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コーポレーション(MTDC)と共同で、UPM-MTDCインキューベーション・センターを設けている。 UPMユニバーシティー・リサーチ・パーク(URP)所長のJinap Selamat教授によると、プトラ・インフォポートはプラットフォームを提供することにより、インダストリアル・プレーヤーをキャンパス内に呼び寄せ、産学共同プロジェクトを進めることにある。こうした企業は新技術や新製品を検査することができ、学生や研究者は実際的な知識/技術を身につけることができる。
CISBのChee Hong Leong重役(CEO)によると、パークは50エーカーのUPMの所有地に設けられ、向こう5年間の投資額は7500万~1億Mドルと見積もられる。プロジェクトは5期乃至6期に分けて進められ、各期に10万平方フィートほどの土地が開発される。完成時には50~75社のスタートアップ企業や一般企業が入居することになる。
既に1000万Mドルを投じた第1期工事は完成、8エーカーの敷地に各5600平方フィートの16賃貸ユニットが設けられている。この内12ユニットは9社に賃貸済みで、第2期プロジェクトは来年着手される。UPMはまたキャンパス内にテクノロジー・コマーシャライゼーション・センター(TCC)も設けている。(コンピュータイムズ:5/3)
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