1999-05-04 ArtNo.19010
◆<印度>ペトロネット、ゴアに国内第3のLNGターミナル検討
【パナジ】国営石油会社のコンソーシアム、ペトロネットはゴアに国内第3の液化天然ガス(LNG)陸揚げターミナルを設ける可能性を検討している。
ペトロネットは既にグジャラート州Dahejとケララ州KochにLNGターミナルを設けている。ペトロネットのSC Mathur会長によると、西海岸に第3のLNGターミナルを設けることが計画されており、ゴアが候補地として研究されている。インドは日本、韓国、台湾に次ぎ、アジアでは4番目のLNGターミナル保有国になっている。
先週ペトロネットのハイ・レベル・チームがゴアを訪れ、潜在需要等をチェックした。LNGはメタンの含有率が160度で、環境汚染の恐れも少ないことから未来燃料として注目されている。しかしLNGターミナルの建設には膨大な投資を必要とし、年間100万トンの処理能力を有するターミナルの建設にはパイプラインを別にして約2億5000万米ドルを必要とする。
ゴアはカルナタカ州のDharwadとBelgaum、そしてマハラシュトラ州のKonkanベルトから成る工業後背地を有するため、発電燃料等としてLNGの潜在需要が見込まれている。(ET:5/1)
|