1999-05-03 ArtNo.18996
◆<印度>1998/99年度乗用車車販売2%ダウン:AIAM
【ニューデリー】インドの自動車市場には少なからぬプレーヤーが新たに加わったにも関わらず1998/99年度の乗用車国内販売台数は40万9966台と前年比2%縮小、輸出も14%減の2万5464台にとどまった。
インド自動車製造業者協会(AIAM)が28日発表したデータによれば、乗用車市場では、マーケット・リーダーのMaruti Udyog Ltd(MUL)を初め、General Motors,、Hindustan Motors、Mercedes、Premier Automobiles等が何れも生産削減を強いられた。MULの販売台数は32万6523台と、前年比5%以上ダウン、市場シェアも82.66%から79.65%に下降した。しかし韓国Daewooの現地子会社Daewoo Motors(India)Ltdの販売台数は前年度の1万108台から1万221台に僅かに増加、また昨年末に小型車インディカを発売したTelcoも前年の4669台から4750台に僅かながら販売台数を拡大させた。
商用車販売も12%減の13万9565台にとどまり、同市場の両雄TelcoとAshok Leylandは共に大幅な生産削減を余儀なくされた。
多目的車の国内販売は16.8%減の11万1710台にとどまり、輸出も20%減の2674台に下降した。マーケット・リーダーのマヒンドラ&マヒンドラを初めとして、Telco、Bajaj Tempo、MULも軒並み不振な成績に終わった。
自動三輪車の販売も21万220台と前年比10%ダウン、Bajaj Tempo Ltdを除く三輪車メーカーは皆11%以上の減産を強いられた。
しかしながら2輪車販売は、Bajaj Auto、LML Ltd、Hero Hondaの健闘に支えられ、34万427台と、前年比12%の増加を見た。とは言え輸出は10万2台と、20%以上下降した。モーターサイクルとモーペットが輸出総数の72%を占めた。(ET,TH:4/29)
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