1999-05-03 ArtNo.18991
◆<馬>会計ソフトのAccTrak21、半年内にナスダック登録
【クアラルンプル】マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)企業AccTrak21 Sdn Bhdはグローバル・プレーヤーを目指し、向こう6カ月以内に米国ナスダックへの登録を果たす。
AccTrak21のTim Loving重役(CEO)が28日、語ったところによると、ユニバーシティ・プトラ・マレーシアのユニバーシティー・リサーチ・パークを拠点とする同社は、既存企業の買収を通じてナスダックへの登録を果たす計画で、最近カリフォルニア州のシリコン・バリーに完全出資のAccTrak21 Incを設立した。
この日は、アブドラ・アハマド・バダウィ副首相の立ち会いの下にAccTrak 21 Technologies (M) Sdn Bhdの創設と、同社を会計/ビジネス・システムAccTrak21のマレーシア/シンガポールにおける流通代理に指名する式典が催された。AccTrak21は今後、マレーシア、英国、オーストラリア、フィリピン、インドネシア、中東におけるディストリビューターも指名する。
AccTrak21が提供する1)Econim@、2)Perfom@、3)Optim@、4)Maxim@から成る4種類の会計ソフト・パッケージは、顧客台帳、受取勘定、支払勘定、現金管理、システム管理等の標準モジュールの他、固定資産、在庫、多通貨、製造、Eコマース、連結決算等のモジュールも追加できる。
AccTrak21はこれまで外部資金に依存せず、事業を進めてきたが、企業買収を通じナスダックへ裏口登録するには約1億米ドルを要するため、マレーシア、シンガポール、ブルネイのベンチャー・キャピタル・ファンドから、まず800万米ドルを調達する。これにより既存の株主基金と合わせて手持ち資金は4000万米ドルに達するため、ナスダック登録企業の買収を目指す第2のステップを採り、同時に英国、米国、オーストラリアのベンチャー・ファンドから一層の資金を調達すると言う。(STAR:4/29)
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