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1999-05-03 ArtNo.18984
◆＜星・米＞研究機関、高速インターネット網構築で提携
【シンガポール】シンガポールのＲ＆Ｄ(研究開発)ネットワーク“SingAREN:Singapore Advanced Research and Education Network”と米国における次世代インターネット・テクノロジー／アプリケーション研究機関(150)ネットワーク“UCAID:University Corp for Advanced Internet Development”がタイアップした。
SingARENと米国ワシントンＤＣのUCAIDは4月28日、ビデオ・コンファランスを通じて、関係覚書を交換した。ＵＣＡＩＤが運営するAbilene netの転送速度は2.4ギガビットと、今日の通常のモデムのそれの8万5000倍。SingARENはAbilene netと共通の標準を設け、広帯域製品の共同テストや技術交流を行う。
SingARENはこの日また、Cisco Systems Inc及びIBM Singaporeとのタイアップも発表した。SingARENのフランシス・ヨー所長によると、Ciscoの技術を応用した広帯域ネットワーク、SpringI(Singapore Internet Protocol Ring for the Next Generation Internet)の構築には190万Ｓドルが投じられる。国立シンガポール大学(NUS)／南洋理工大学(NTU)／ケントリッジ・デジタル・ラブ／シンガポール・テレコムの4つのキー・ハブを結ぶ“The SpringI network”の構築資金は国家科学技術局(NSTB)、Cisco、シングテル、NUS、パナソニック、ＪＶＣから拠出され、プロジェクトの期限は当面1年。目下より多くの企業に広帯域ネットワーク事業への参加が求められている。
IBMとは、シンガポールワンのユザーのための新たな広帯域技術が開発される。SingARENとIBM傘下のEmerging Technology Centre(ETC)は協力して、シンガポールワンをより高速で効率的なものにアップグレードすると言う。(BT:4/29)
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