1999-04-30 ArtNo.18977
◆<馬>3月の自動車販売、低金利に支えられ前月比7.5%アップ
【クアラルンプル】今年3月の自動車(乗用車/トラック)販売は、金利の下降が消費者の財布の紐を緩めたせいか前月比7.5%増の2万2800台をマークした。
マレーシア自動車販売業者協会(MMTA)によれば、四輪駆動車を含む乗用車販売は前月比8.7%増の2万694台、商用車販売は3%増の2106台を記録した。過去6カ月間に前月を上回る売上が記録されたのはこれで5回目。2月には1月に比べ15%の増加が記録されていた。
依然として小型車や非高級車が好まれており、660CCエンジン車の製造を手がける第2国産車メーカー、プルサハアン・オートモビル・クドゥア(プロドゥア)の販売台数は36%増の4993台を記録した。国産車プロトンの販売代理EONの販売台数は0.3%増の9082台、ウサハサマ・プロトンDRBの販売台数は12%増の3612台、ホンダ・カーの販売を手がけるオリエンタル・ホールディングズのそれは16%増の486台、トヨタ車の販売を手がけるUMWホールディングズのそれは57%増の278台、ニッサン車の販売を手がけるタン・チョン・モーター・ホールディングズのそれは16%減の229台と続く。
域内全般にわたる金利の下降で、マレーシアばかりでなく、タイとフィリピンでも自動車販売が拡大している。マレーシア最大の銀行マラヤン・バンキングの規準貸出金利はピークに達した昨年7月の12.1%から7.65%に下降、他の金融機関も揃って金利を引き下げている。(BT:4/28)
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