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1999-04-29 ArtNo.18963
◆<印度>JSL、冷間圧延部門拡張でBHL中古プラント購入
【ニューデリー】Jindal Strips Ltd(JSL)はオーストラリアのBHP(ブロークン・ヒルPty)Ltdから中古プラント/機械を85クローで購入後、インドに輸送、ハリヤナのJSL Hisarユニットの冷間圧延部門を拡張する。
取引は今年第2四半期に完了する見通しだ。昨年、ステンレス・スチール・ビジネスからの撤退を決めたBHLは関係プラントを売りに出していた。JSLは最近、米国拠点のベツレヘム・スチールと、後者のステンレス・スチール圧延/仕上げ施設を購入する覚書を交換したばかり。
消息筋によれば、JSLは冷間圧延施設の拡張を2段階に分けて進め、第1段階では既存施設の拡張、第2段階では新設備が追加される。第1段階のコストは80クローと見積もられる。
BHLから購入される施設が追加されるとJSLの冷間圧延施設の年間製造能力は現在の1万5000トンから3万トンに拡大される。JSLは年産6万トンの冷間圧延施設の建設も計画しており、最終的年間生産能力は9万トンに達する。JSLはHisarの溶鉱炉と熱間圧延施設の年間キャパシティーを25万トンに拡張しており、製品の付加価値を最大限に高める上から、冷間圧延施設の拡張は論理的帰結と言える。
しかし、JSLは輸出振興のための資本財輸入(EPCG)スキームの下に無税で設備を輸入したことから、向こう6~7年の間に冷間圧延鋼板の輸出を通じて、免税輸入額を相殺する必要がある。EPCGの下、8年内に輸入資本財のCIF価格の6倍に相当する輸出を実現せねばならない。(ET:4/27)
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