1999-04-28 ArtNo.18948
◆<印度>フォード、小型車開発に着手、当面はC-195を優先
【チェンナイ】フォードがドイツに設けたスモール・ヴィークル・センターはインド市場向け小型車の開発に取り組んでいるが、同社は当面C-195のインド市場投入を最優先する。
フォード“スモール・アンド・ミディアム・カー/ヴィークル・センター”のWilliam Boddie副社長が24日語ったところによれば、フォードが世界の様々な国に投入する予定の乗用車新モデルコード名C-195は目下インドの他、ドイツ、ベルギー、英国で走行テストを受けている。インドでは当面年間2万5000台が生産される予定だ。
目下のところ同社のインド・ビジネスは利益を上げておらず、インド市場は、規模も成長速度も当初予想されたほどではなかったが、いずれにしても潜在性有る市場であり、最終的にフォードはインド市場で生き残ることができる見通しだ。インド乗用車市場は明らかに小型車志向だが、フォードはそれ自身の小型車モデルを有せぬため、不利な競争を強いられている。しかしインド投資は同社の年間営業額の0.0026%を占めるに過ぎないため、それほど深刻な問題ではないと言う。(THBL,ET,IE,TH:4/25)
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