1999-04-27 ArtNo.18928
◆<馬>キヤノン・マーケッティング、製品デザイン開始
【クアラルンプル】キヤノン・マーケッティング(M)Sdn Bhdは、マレーシアに研究開発(R&D)センターを設ける最初のステップとして、最近電卓のデザインを開始した。
キヤノン・マーケッティングのリュー・シップチョン重役(GM)によると、電卓のコンセプト/デザインはこれまで日本本社で行われてきた。マレーシアでデザインされた電卓は、目下ペナンで試験生産されているが、将来はタイか中国で製造されることになる。
マレーシアでコンセプトからデザインまでが一貫して手がけられるのは初めてのこと。ペナンの業者により、これまでに約7万ユニットが試験生産され、既に1個15Mドルで販売されている。目下製品はマレーシア国内のみで販売されているが、好評なら輸出される。
キヤノンはマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)にR&Dセンターを設ける方針で、電卓のデザインはその第1歩と言える。R&Dセンターの他、資材調達オフィスの設置も計画している。資材調達センターはR&Dセンターがアジア市場向け製品を開発するのをバックアップする。
新製品を米国で開発するのは、コストが嵩むことから、アジア向けのカメラ、プリンター、そして電卓はアジアでデザインする方針が決まった。またR&Dセンターができれば、将来製造拠点をレーシアに設けることも当然検討されると言う。(STAR:4/23)
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